インプラント治療とは
歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。インプラントというのは英語で「implant」、しっかり差し込むという意味です。 医学用語では移植するという意味があります。
こうじ歯科ではアルタデント社の「カムログ インプラントシステム」を使用しています。インプラント治療最先端のドイツで最大のシェアを誇るインプラントシステムのメーカーです。特に「安全性」に対して非常に信頼のおけるメーカーです。
インプラント治療の特徴
インプラント治療は、これまでの治療のように、残っている歯や歯肉に負担をかけず、天然歯と同様に顎の骨に直接支えられており、びくともしないため、残された組織にも優しい治療と言えます。残された歯を長持ちさせるためにも、非常に有効な治療法といえます。
インプラント治療のメリット
- 自然の歯と同じように違和感なく、しっかりと噛むことができます。
- 他の健康な歯を傷つけることがありません。
- 見た目が綺麗で自然な発音ができます。
インプラント治療のデメリット
- 保険適用外で治療費が自己負担になります(医療費控除を受けられます)。
- 治療期間が他の治療に比べて長くなります。
治療の流れ
[1]初診
インプラント治療に関してのご説明・ご相談を行います。
[2]診断
健康状態に関する問診や口腔内検査、歯型の採取などを行います。
[3]治療計画のご説明
検査を終えた上で治療方針と治療計画などをご説明いたします。少しでも、不安な点や不明なところがありましたら、ご納得いただけるまでご質問ください。
[4]インプラント手術
インプラントを顎の骨に埋め込む外科手術を行います。
※手術中は睡眠鎮静剤を点滴から投与します。この薬剤には、手術に対する不安感や緊張感を緩和させる効果があります。 同時に鎮痛剤や抗生物質の投与も行います。
[5]人工の歯を装着
インプラントが顎の骨と完全に結合した後、人工の歯を装着し、完成です。
インプラント治療を受けられる患者さまへ
インプラント治療手術前の注意事項
- 処方する抗生物質のお薬には、手術後の感染予防の目的があります。手術の前日の夜から忘れずに服用して下さい。現在服用中のお薬がございましたら担当医師又は、薬剤師にお尋ね下さい。
- 当日、手術前のお食事は満腹感のない程度にして頂き、体を締め付けない楽な服装で来院して下さい。
- 女性の方はマニキュアをお取り下さい。
- 帰宅される際は、できるだけ車の運転を避けてください。 ご家族に送迎をしていただくか、タクシーなどでお帰り下さい。
- お薬のアレルギーや、卵、大豆などの食物アレルギーのある方は、事前にお知らせ下さい。
インプラント治療手術後の注意事項
患部が早く回復するように、次の事に注意して下さい。
- 手術後のお痛みについて
インプラント手術後、時間がたち、麻酔が切れると多少傷みを感じる事があります。その時に痛み止めのお薬をお飲みください。
- 手術後の出血について
インプラント手術後、少し時間がたつとツバに血が混じる事もありますが、ツバを吐き続けたり、水でうがいすると出血は止まりません。清潔なガーゼをお渡ししますので、お帰りの際から45~60分位噛んでいてください。圧迫止血の意味もあります。
- 手術後の食事について
お食事は麻酔のしびれがなくなってからにして下さい。
インプラント手術当日は、患部を刺激しないようなるべくおうどんなどの柔らかい食べ物にし、わさびなどの刺激物は控えましょう。アルコール・タバコもなるべくお控え下さい。
- お薬について
鎮痛剤以外の処方されたお薬は、回数分、服用するようにしてください。感染予防の目的の意味があります。
点滴による睡眠鎮静剤、鎮痛剤や抗生物質を投与させた方は、まれにふらつきが残る場合がありますので、自宅にて安静にして下さい。
- その他の注意
術後の過激な運動や仕事は避けて下さい。
入浴はぬるめのシャワー程度にしてください。
患部を指や舌で触らないようにしてください。
歯ブラシは患部以外を磨くようにして下さい。
※何かご不明な点がございましたら、遠慮なくスタッフまでお尋ね下さい。
インプラント治療を受けた後は・・・
定期メンテナンスが必要です
- インプラントは一本ずつのメンテナンスを続けていただく必要があります。
- 歯周ポケットの中に汚れがたまるとインプラントが傷んでしまいます。医院でインプラントの状態を定期的に確認してください。
- また、ご自宅でのブラッシングやケアにくわえて、定期的に歯科医院に清掃へいらしてください。
- その他、何か違和感や気になることがありましたら、こうじ歯科医院へご相談ください。